新津由衣(Yui Neats)は、日本を拠点とするアーティスト。

音楽・詩・空間を繊細に織り合わせ、感情に深く触れるような没入型の音楽表現を追求している。かつて「Neat’s」名義でも活動し、サウンドの美学と映像による物語性の両軸を大切にしながら、従来のソングライティングの枠を超え、空間芸術としてのライブ体験へと進化を遂げている。

2024年からは、独自のライブ形式「ワイヤレスヘッドフォンライブ」を展開。

観客はギャラリーや倉庫のような空間を自由に歩きながら、ヘッドフォンを通して音に包まれる。

光と音が交差する幻想的な“インスタレーションとしての音楽体験”をつくり出している。

その表現の核にあるのが、自身が創り出した「Neatsphonic（ニーツフォニック）」というボーカル言語。

感情と衝動に基づく即興的な響きで構成された“言葉にならない言葉”は、言語を超えて聴く人の内側へと語りかける。

「Neatsphonic」という名前には、彼女自身の名前（新津／Neats）と、「整った美しさ」や「未確認の響き」を探る探求心が込められており、NASAの小惑星探査プロジェクト「NEAT（Near-Earth Asteroid Tracking）」に着想を得た由来も持つ。

2025年、40歳という節目を迎えるにあたり、北欧・デンマークでの初の海外公演を予定。

日本の静謐さと北欧のミニマリズムを融合させ、「音楽・想い」が言葉を超えてつながる体験を創出することを目指している。

※2003年にはシンガーソングライターユニット「RYTHEM（リズム）」としてメジャーデビュー。数々のアニメやテレビ番組のテーマ曲を手がけるなどのキャリアを持つ。新津由衣としてコンセプチュアルかつ没入的な表現を軸に、国内外に向けアーティスト活動の幅を広げている。